
ストレスは体にとってとっても悪影響であることは言うまでもなく、万病の元であることは誰でも知っていることです。
ひどいストレスによって痩せてしまう人、反対に太ってしまう人もいるのではないでしょうか。
どうして人によって痩せたり太ったりするのでしょうか。
ここでは、ストレスで痩せる人と太る人の違いと、それぞれの対策について解説していきたいと思います。
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ストレスで痩せる原因と対策
ストレスで痩せてしまう原因は、食欲と消化機能が低下してしまうことにあります。それぞれの原因と対策について、詳しく解説していきたい思います。
食欲の低下
人はストレスを感じると、「コルチゾール」というストレスホルモンを分泌します。コルチゾールには血糖値を上げる作用があるため、ストレスによって過剰に分泌されてしまうと、食事を摂取していないにも関わらず、高血糖状態が維持されてしまいます。
これにより、脳は血糖から刺激を受けて、血糖十分足りていると錯覚してしまい、満腹感を感じさせてしまいます。
これが、食欲がなくなってしまう原因なのです。
どうして食事を摂取していないのに高血糖状態を作り出せるのか、それはコルチゾールが筋肉をどんどん分解してブドウ糖を作り出しているからなのです。
もともと食事を摂取していない低栄養状態に加え、筋肉が分解されてしまうことで、どんどん痩せてしまうのです。
ちなみに、筋肉は脂肪よりも重量があるので、脂肪燃焼によるダイエットよりも、より早く体重が落ちていくと感じるかもしれません。
食欲の低下を抑える対策
食欲の低下を抑えるには、コルチゾールの分泌を減らすことが重要です。根本原因であるストレスを解消すれば何の問題もないのですが、なかなか難しいことでしょう。
ストレスの解消以外で簡単にコルチゾールを抑える対策を2つご紹介したいと思います。
一つ目は睡眠を十分にとることです。睡眠はストレスを減少させ、コルチゾールを低下させてくれます。
二つ目は軽い運動です。軽い運動もコルチゾールを減少させてくれる効果があります。
運動することで、お腹もより減りますので、一石二鳥の効果が得られます。
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消化機能の低下
ストレスで胃が痛くなってきた…なんて経験はありませんか。ストレスは消化器官へ直接悪影響を及ぼします。
ひどい時には胃潰瘍や急性胃炎を引き起こしてしまう場合もあるのです。
消化機能が低下することによって、しっかり食事を摂ったとしても栄養を上手く吸収することができず、痩せていってしまうのです。
消化機能の低下を抑える対策
ストレスで胃腸が弱っているときは、辛い食べ物や脂っこい食べもの、アルコールなど、胃腸に負担がかかる食事は避け、おかゆや果物などの消化の良い食べ物を摂取するようにしましょう。また、早食いも胃腸に負担がかかるので、ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。
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ストレスで太る原因と対策
ストレスで太ってしまう原因は、過食にあります。これはストレスで痩せることと真逆のような気もしますが、どちらも紙一重であり、ホルモンバランスの乱れが原因なのです。
過食
脳はストレスを感じると、大脳辺縁系が興奮し、様々な神経伝達物質を刺激します。摂食中枢に作用し、食欲を増大させる作用がある「ドーパミン」というホルモンもこの影響で多量に分泌されてしまうのです。
また、同時に、満腹中枢を刺激して食欲を抑える作用がある「レプチン」というホルモンの働きは逆に弱まってしまいます。
したがって、食欲は強まってしまうばかりです。
常に満腹感を感じることが出来ず、過食に陥ってしまうので太ってしまうのです。
過食対策
食欲を抑えることが過食を防ぐ第一歩ですが、我慢することがさらなるストレスを生んでしまい、逆効果になりかねません。ですから、まずは、食べるものに気を付けることが大切です。
少しくらいたくさん食べても太りにくいもの、なるべくカロリーの低い物を食べると良いでしょう。
どうしても甘いものが食べたくなってしまったときは、洋菓子よりも和菓子、さらにヘルシーなヨーグルトやゼリーを選ぶなど、工夫すると良いでしょう。
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最後に
いかがでしたか。なにより、根本的な解決を目指すには、ストレスを溜めないことが一番大切です。
自分の好きなことに時間を費やしたり、美味しい物を食べたり、友人と出かけたり…楽しい時間を過ごして上手にストレスを解消するように努めましょう!
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