
出産中に増えた体重は、産後に自然と元に戻ると思う人は多いです。
しかし、産後いつまで経っても体重が元に戻るどころか、むしろ体重増加が続いているということはありませんか。
ただでさえも大変な時期にその様なストレスを抱えることは、体やメンタルの面から考えても絶対に良くない状態といえます。
そこでこの記事では、産後に体重増加が止まらい原因や無理のない体重の戻し方を解説していきます。
目次
産後の体重変化
産後は、必ずと言っていいほど体重が減少します。その内訳としては、赤ん坊の重さと胎盤や羊水などで約3㎏から4㎏ほど減少します。
これはほぼ絶対と言っていいほど変化する体重分です。
その後、身体が妊娠前の体重へと戻ろうとする作用が働きますので、だいたい産後3か月から半年ほどは、比較的体重は減少しやすいと言えます。
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産後に体重が減らない原因
産後半年程度が経過すると、劇的に体重減少が困難になります。というのも、妊娠中にある程度体重が増えるのは、胎児や胎盤、羊水のほかには、胎児を守り成長させるために蓄える必要のある水分や脂肪、産後の母体を考えて蓄えられていた栄養などがあります。
これらを簡単に落とすことが難しいのは、以下の原因が主に考えられます。
基礎代謝が低下している
妊娠中にお腹が大きくなると、自然と運動量が少なくなります。これは胎児を安定させて守るために必要な行動でありますから、仕方がありませんが、当然運動量が低下すると基礎代謝量も低下するために、産後痩せにくい状態となります。
腹筋が緩んでいる
妊娠中、胎児が大きくなるとお腹も大きくなります。この時に、お腹が大きくなる分、腹筋が伸ばしに伸ばされた状態となります。
そのため、腹筋は緩んでいる状態となっています。産後は、この伸ばされた腹筋がそのままの状態であるために体型が崩れてしまいます。
体型の崩れが余計に太ったという感覚に陥らせるのでしょう。
また、腹筋は脂肪燃焼させたりエネルギーに変化するために必要ですが、胎児がお腹にいるときは胎児と一緒に自分の内臓を脂肪で守ろうとする力が働くために、お腹周りは特に脂肪が多くついてしまいます。
骨盤が歪んでいるため
胎児が大きくなり、いよいよ出産間近になると赤ん坊が無事に産道を通過して生まれるようにと、母親の骨盤は徐々に開き始めます。産後に下っ腹ぽっこりになる原因として、この骨盤のゆるみから生じる骨盤の歪みが挙げられます。
骨盤が緩むと当然骨盤が歪みやすくなります。
その骨盤の間に脂肪が下りてしまうと、ぽっこりと下っ腹が出ているようになってしまいます。
骨盤が歪んでいると、非常に痩せにくくなってしまいます。
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産後の食生活の変化
産後は赤ん坊の世話などで忙しいです。いつもとは違う生活に慣れないこともありそうです。
そんなとき、自然と自分のことを後回しにしてしまいがちです。
するときっちり三食食べられなかったり、適当な食事で済ましてしまったり、食事時間が大きく変化したりと、妊娠中と産後では大きく食生活が変化します。
そのため、太りやすい原因となります。
特に母乳を与えている頃は、授乳によりかなりのエネルギーを消費するために、ついついお菓子や手軽なファーストフードなどを口にしがちなのも原因となります。
産後に体重を減らす方法
骨盤矯正
産後に、妊娠前の体重に戻す方法として、骨盤の矯正ベルトを使用する方法があります。これは体重増加を防いだり、体重減少の手助けをするだけでなく、緩んだ骨盤を歪んで知った骨盤を元に戻す力があります。
そのため、骨盤矯正ベルトを使用することで、骨盤や子宮を元の位置に戻し、痩せやすい状態を作ったり、妊娠前の身体に戻そうとする働きが生まれやすくなります。
適度な運動
出産後は、かなりエネルギーが消費されやすいですが、やはり適度な運動は身体を元に戻すには有効的です。特に軽いストレッチなどは、代謝量を高めたり、筋肉を付けたりできますので、軽いストレッチや可能であれば軽い運動などを取り入れましょう。
今では産後ヨガなども人気です。
関連記事:痩せてる人も妊娠線ができやすい?いきなり増えない予防法!
食生活を意識する
食生活・・・寒天
産後は赤ん坊に母乳を与えなければならないため、母親はどんどん体力が消耗されます。そのため、いろんなものをたくさん食べがちになりますが、ここで食べたいものとしては食物繊維たっぷりで簡単に食べられる寒天です。
寒天にはカロリーがなく、かつ栄養素が豊富な食べ物ですので、手軽に食べることが出来そうです。
ただし、寒天だけを食べることは栄養が偏りますので、軽い程度にとどめておきましょう。
食生活・・・和食
やはり和食は、高タンパク・低カロリーでバランスの良い食事です。和食は、ダイエット時にはとてもいい食事とされますので、産後は和食を中心に食生活を送っていきたいです。
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メンタル管理
日記
日記をつけることは、赤ん坊の健康管理や自分自身の健康管理にとても重要な意味を持ちます。特に赤ん坊の健康管理には細かなメモが必要となりますので、この機会に日記をつけてみましょう。
日記は忙しい毎日でも考えを整理することが出来ますし、後で読み返すと面白いです。
日記をつけるという行為自体がストレス解消と言われていますし、ぜひこの機会に赤ん坊と自分の健康管理ついでに日記を書いてみることはオススメです。
ストレス解消
産後うつなどという言葉があるように、産後は非常に繊細でネガティブになりやすいです。そのため、適度にストレスを解消させなければなりません。
ストレスは身体にも赤ん坊にも悪影響で、ストレスにより体重が増加することも大いに考えられます。
そのためしっかりストレスは解消するように心掛けましょう。
産後の身体は、非常に肉体的・精神的、共に繊細な時期です。
無理のないように、ストレスなくしっかり身体のケアを行いたいです。
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