
掃除アイテムは、現在数えきれないほど多くのものがあり、中には食材に使われるものが掃除アイテムになることもあるので驚きです。
また、捨てるはずのものが掃除アイテムに変身するなら、無駄になることがなく、とても有効活用できます。
ここでは、そんな料理に使えて、賞味期限が切れたら掃除に使える小麦粉の有効活用術をご紹介します。
小麦粉で掃除できる?
小麦粉は、本来料理する際に使われるものです。パンを作るときや、揚げ物を作るときに使われることが多いです。小麦粉は料理に大活躍ですが、意外と使う出番が少ない…ということも多いです。
実際、何年も使わないまま棚に保存しており、気が付けば賞味期限が過ぎてしまった…ということはよくあります。
そんな賞味期限切れの小麦粉は、なんと掃除グッズに早変わりします。
小麦粉は、油を吸い取る性質があります。
そのため、揚げ物料理には必須な物なのですが、そんな小麦粉の吸収力を利用して、油汚れを落とすことが出来る!というのです。
具体的には、小麦粉には「グルテン」と言われるものが入っており、そのグルテンが油を吸収するのです。
小麦粉は、平均1kg当たり300円前後で購入できるので、コストパフォーマンスも良く、たくさんの掃除グッズを購入するよりも楽です。
小麦粉一つあればいいですから、保管場所にも困らないです。
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小麦粉でどういう場所の掃除ができるの?
小麦粉は、重曹とは違い研磨できるものではありません。そのため、家のどこでも掃除できるわけではありません。
小麦粉の性質上、あくまでも油汚れがある部分にのみ利用できると思うのが良いです。
そんな油汚れの代表と言える場所が、キッチンです。
中でも換気扇やコンロ周辺は、定期的に掃除していても気が付かないうちに油汚れがついてしまうものです。
小麦粉をどのように使って掃除すれば良いのかも確認していきます。
関連記事:浴室のザラザラした汚れは湯垢?落とし方のコツを紹介!
小麦粉を使った掃除方法
コンロ周辺
コンロ周辺は、特に油汚れが目立つ場所です。油を使った料理だけでなく、卵焼き一つにしても油を使うので油汚れは生じます。
綺麗に都度掃除しておけばいいですが、それでも掃除しきれない部分もあります。
そういった場所には、小麦粉を振りかけます。
油汚れで気になる部分に小麦粉を振りかけることで、小麦粉が油を吸い取ってくれるので、油汚れが落ちやすくなります。
小麦粉を振りかけた後に、馴染ませるように優しく小麦粉を伸ばし、その後に小麦粉と一緒に汚れを取り除きます。
汚れてもいいタオルやキッチンペーパーなどで、小麦粉を取り除くのが良いでしょう。
その後に、洗剤を使ってコンロ周辺を磨いたら、油汚れによるベトベト感がないだけでなく、サラサラとした仕上がりになりそうです。
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換気扇
なかなか毎日掃除することが出来ないのが換気扇です。換気扇は、煙を取るだけだから油汚れはない!と思われがちですが、キッチンの中でもコンロと並ぶくらい油汚れが酷い場所です。
高い場所だと掃除もしにくいと思いますし、換気扇の真下にコンロがあるので、水洗いもしにくいです。
そんな場所にも小麦粉は大活躍です。
換気扇で取り外せる部分を綺麗に取り外し、お湯に漬け込みます。
お湯に漬け込むことで、ある程度頑固な油が浮いてきますから、その上から小麦粉を振りかけ、放置します。
30分程度放置したら、雑巾や汚れてもいいタオルなどで擦り洗いします。
小麦粉を研磨剤のように見立てて、油を削り取るイメージで拭き取るのが良いでしょう。
すると、あれだけ油汚れでギトギトだった換気扇がとても綺麗にサラサラになります。
取り外せない場所に関しては、お湯につけたタオルで汚れ部分を拭き取り、その上に小麦粉を振りかけ1時間ほど放置します。
その後に、擦りながら小麦粉と油を取り除くように拭き取りましょう。
思っている以上に綺麗になるので、掃除後は小麦粉は手放せなくなるに違いありません。
どうしても落ちにくい油汚れは、小麦粉と洗剤を混ぜたペースト状のものを作り、それを油汚れの部分に塗ることでほとんどの油汚れを取り除くことが出来ます。
関連記事:フローリングのベタベタが取れない?湿気以外にも原因はある
最後に
小麦粉を使った掃除方法に、意外と思われる人は多いです。中には信じられない人もいるでしょう。
しかし、油汚れに関しては、もしかすると重曹に勝る素晴らしいものです。
そんな隠れた便利アイテムを見逃さず、油汚れを小麦粉で落としてみてはいかがでしょうか。
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