
ジェルネイルやフットネイルが流行し、指先のおしゃれを楽しむ人が増えてきました。
ネイルができない環境でも爪を綺麗に磨いている人も見かけます。
そういった小さなおしゃれは手軽に楽しむことができますし、また、指先まで手入れの行き届いている人はそれだけで見る人に好印象を与えることができます。
しかし、このような爪のおしゃれを楽しむ際に気を付けておきたいのが甘皮の処理です。
爪の生え際にある薄い甘皮をそのままにしておくと、せっかくのネイルや磨いた爪も見劣りしてしまいます。
もっと指先のオシャレを楽しむためにも、甘皮を綺麗に除去するとっておきのケア方法をご紹介します。
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甘皮とは
そもそも甘皮とは、外部からの衝撃や細菌などの侵入から爪母を守る大切な役割を担う薄い皮膚のことで、爪の根元にある爪の細胞を作り出す爪母という部分を守るためにあります。甘皮を放置しておくと「ルースキューティクル」という固い角質化した状態になってしまい、爪にこびりついたまま伸びていきます。
そして乾燥や水仕事、生活習慣の乱れなどが原因で、剥がれたり、さかむけのようになったりして汚くなってしまうのです。
また、甘皮を適切な方法で処理せずに無理に剥がすことを繰り返していると、剥がれた甘皮の間から細菌が侵入して感染症を起こしてしまい、ひょう疽(爪周囲炎(そうしゅういえん))や爪郭炎(そうかくえん)といった甘皮の病気になることもあります。
ネイルサロンなどでネイルの前に甘皮を綺麗に処理するのは、ネイルのジェルが付着することでこれらの病気やアレルギー反応、炎症などが起こらないようにするためでもあるのです。
正しい方法で甘皮を処理することは美容のためだけではなく、爪の健康のためにも良いことだと言えるでしょう。
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甘皮の正しいケア方法
非常にデリケートな甘皮は、無理に剥がそうとすると途中で破れたりさかむけになったりすることがあるので注意が必要です。実際に処理を始める前は指先をお湯につけたり、蒸しタオルで覆ったりして甘皮を柔らかくしておきましょう。
こうすることで爪や甘皮にかかる負担を減らし、スムーズに処理を行うことができます。
用意するものは綿棒とガーゼ、ハンドオイルやワセリンなどの保湿剤だけです。
まずは綿棒で甘皮を優しく爪の生え際の方に押して寄せます。
甘皮が角質化しルースキューティクルとなっている場合は、綿棒をクルクルと小刻みに回しながら剥がしとっておきましょう。
ルースキューティクルが固く、剥がれにくいときは力を加えるのではなく再度指先を温めながら行いましょう。
爪の生え際がすっきりしてきたら、濡らしたガーゼで爪の表面や甘皮と爪の間の溝などをよく拭いて汚れをとります。
すべてのルースキューティクルと甘皮が、こうして処理ができたらハンドオイルやワセリンなどでしっかりと保湿しておきましょう。
爪の表面や生え際、さかむけのできやすいところは念入りに塗りこむようにします。
たったこれだけのケアで甘皮は綺麗に処理することができます。
しかし、何事もやりすぎはよくないので毎日行う必要はありません。
最近甘皮が伸びてきたなと思い始めたときに今回ご紹介した方法で優しく丁寧に甘皮の処理を行いましょう。
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最後に
本当に綺麗にネイルや爪磨きを仕上げたいと思うのであれば、甘皮は放置しておけない存在です。それ以外に害はないのかと言われると決してそういう訳ではなく、爪に必要な水分まで奪い割れ爪や二枚爪の原因にもなるため定期的なケアが必要となります。
誰かに見られることの多い手、大切なシーンで日ごろからお手入れしておけばよかったと後悔する前に、まずは甘皮を綺麗に安全に処理しておきましょう。
甘皮の手入れが行き届いた指先では、いつも通りのネイルでもハッとするように綺麗に映えることでしょう。
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