
暑い日が続く夏、涼しげな胸元の空いた服を着た時にデコルテに広がる赤いブツブツを見つけたことはありませんか。
原因によってはかゆみを伴って出るものもあり、掻きすぎたり腫れがひどくなったりしてくるとブツブツが治った後もクレーターのように凹凸ができてしまったり、跡が残ってしまったりすることが多々あります。
この記事では、胸元にできるそんな赤いブツブツを徹底解説、気になる疑問や綺麗な治し方をご紹介します。
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赤いブツブツの正体
胸元にできた赤いブツブツの原因としてまず考えられるのは胸ニキビです。胸元は新陳代謝が活発で角質ができやすく、毛穴に皮脂が溜まることもあります。
角質や皮脂が毛穴に詰まってしまうことでニキビの芯が作られます。
また、顔に出来るような大きなニキビではなく小さなニキビがたくさんできているという人は一般的なアクネ菌によるニキビではなく、マラセチア真菌が原因となる「マラセチア毛包炎」になっている可能性があります。
マラセチア真菌は皮脂や湿気が多い環境で繁殖しやすいため、皮脂が多く、汗をかいて蒸れやすい胸元にできることが多いです。
赤いブツブツができたとき、かゆみも伴うようでしたら、あせもや汗かぶれである可能性があります。
あせもは子供ができるというイメージもありますが、環境や状況によれば大人でも十分できる可能性はあります。
あせもはそもそも大量の汗をかいたときに、皮膚の中に汗が溜まってしまうことが原因です。
なので汗をかく部分ですと、どこにできてもおかしくはありません。かゆみが強く皮膚も広い範囲で赤く炎症を起こします。
赤いブツブツの治療法
できれば早く、綺麗に治したいと思いますが、悪化して跡が残ってしまうのはなんとしても避けたいものです。原因として胸ニキビやマラセチア真菌、あせもについて紹介しましたが、治療の際に気を付けたいこと、早く綺麗に治すためにできることをまとめてみました。
清潔にする
触り過ぎることはよくないことですが、お風呂ではしっかり綺麗に洗いましょう。できれば低刺激の石鹸などで、強い力でこするのではなく優しく泡でなでるように、ニキビやあせもの原因である皮脂や汗による汚れをしっかり落として患部を清潔な状態にします。
汗をかいたときは乾くまで放っておかないで清潔なタオルで優しくふき取りましょう。
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男性ホルモンの分泌を抑える
男性ホルモンの分泌を抑えて胸ニキビの原因となる皮脂を増やさないようにするという方法です。患部の清潔さを保つだけでなく、新たな胸ニキビの予防にもなるためとても有効です。
男性ホルモンの分泌を抑えるのには女性ホルモンと似た働きのあるイソフラボンを摂取すること、リラックスした状態を心がけること、睡眠をしっかりとることです。
患部に触らない
気になって、ついつい患部を触ってしまいそうになりますが、むやみに触っていると皮膚に刺激を与えたり、手に付いたばい菌が患部に付着したりして症状が悪化してしまうことがあります。治療のとき以外は必要以上に触らない様気を付けましょう。
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汗対策をする
これはマラセチア真菌とあせもにとても効果的です。汗がこもりにくい服装を心がけたり、そもそも汗をかかなくていいように屋内で過ごすときには我慢せずにエアコンで室内温度の調整を行いましょう。
除湿をするとより効果的です。
病院へ行く
胸ニキビやあせもを綺麗に早く治したいのであれば病院、特に皮膚科で診てもらうことをおすすめします。原因や症状の度合いに応じて適切な処置と薬の処方をしてくれるので、短期間で綺麗に直すことができます。
費用はかかりますが、自分で対処して悪化してしまうのが心配だという人は専門の先生に診てもらうと良いでしょう。
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最後に
いくつになっても絶えない肌トラブル、この記事では胸元にできる赤いブツブツの正体について解説しました。大きな病気ではないので放置されてしまいがちですが、症状が長引いたり悪化したりしてしまうと治った時に跡が残り残念な見た目になってしまいます。
まずは原因を突き止め、それぞれの症状に合った薬の使用、対処を行いましょう。
胸元の空いた服を綺麗に着こなすためにも、その症状を見逃さず最後までしっかり治療をしましょう。
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