
思い入れがある鞄や高価な鞄など利便やお洒落のためにある鞄は誰しも持っているのではないでしょうか。
恐らく上記の様な鞄は、特別な時に使用しようと決めて大事にしまい込みます。
そんなお気に入りの一品を、特別な日に使おうと思ってクローゼットの奥から引っ張り出してきたら、白い斑点模様を発見したらショックが大きいはずです。
この白い斑点はいったい何なのでしょうか!?
この記事では、特に革製の鞄に出る白い物体の正体や対処法をお伝えします。
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白い汚れは実はスピューかも
革の表面に付着した物体はカビ!?ホコリ!?っと、不安になってしまいます。ですが実は、それらの物は革製品を制作するに辺り使用される『革独特の油』が浮き出た場合がありです。
この浮き出た油を『スピュー』と言います。
一般財団法人日本革製品産業連合会によると『スピュー』には下の表の2種類あります。
ファットスピュー | 加脂剤や原皮中の地脂(じあぶら)動物の体脂肪に存在する高融点の遊離脂肪酸、グリセライドやワックスなどからなる |
---|---|
ソルトスピュー | 硫酸ナトリウムや硫酸マグネシウムからなる |
これは、製造過程において完全に除去することが多いですが、稀に残ってしまい白く浮き出てくることがあります。
ドライヤーなどで温めると溶けるので乾いた布で拭き取ると綺麗に除去する事が可能です。
しかし、革製品は熱に弱いのでドライヤーの温風吐き出し口を近づけすぎずに注意しましょう。
そして、上記の方法でも取れない場合はカビの可能性があります。
バックに白いカビに生える原因は?
バックに白いカビが生えてしまう原因は主に- 栄養が豊富(手の脂や素材そのもの)
- 雑菌が付着しやすい(外に持っていくので)
- 保管場所が高温多湿(クローゼットやタンスにしまってしまうから)
このようにバックはカビの温存になりやすい多くの条件を満たしています。
では、どのようにすれば良いのでしょうか。
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カビを未然に防ぐのは、から拭きがオススメ!
実はカビを未然に防ぐのは簡単で、使った後にきちんとから拭きするだけで、かなりのカビを防ぐことができます。乾いた柔らかい布などを使用してもいいですがオススメなのは、白い布手袋です。
これは、100円ショップやホームセンターなどで販売されていますので値段もお手頃です。
手袋だと手にはめて隅々まで丁寧に拭くことが出来るのでとっても便利です。
拭くのを忘れやすいチャックの隙間なども拭きやすいです。
拭く際はめんどくさがらずに、荷物を一度出して拭くようにしましょう。
自分としては綺麗なつもりがうっかり汚れていた!なんて事もあるかもしれません。
そして、出来れば風通しの良い場所で干してから型崩れしないようにして保管するようにしましょう。
乾燥剤(固形タイプ)を入れておくのも湿気予防になるので良いです。
大事な鞄がカビに!?どうしたら良い?
上記の様に注意していたのに、気づいたらカビていた…なんて事はありますよね。そう言う時に限って、今週末にその鞄を使う用事があったりすることもあるかもしれません。
こんな時にお気に入りの鞄を諦めるのはとっても辛いことです。では、そんな時はどのようにすればいいのでしょうか?
まず、答えとしては高価な鞄であればプロにお任せするのが一番です。
高価な鞄の革はデリケートに出来ているので、素人が触っても上手く仕上げることはかなり難しいでしょう。
ですので、基本的には高価な物であればあるほどに、普段のケアとメンテナンスは専門ショップに委ねるべきだと思います。
しかし、どうしてもすぐに使いたい!というケースはあるかと思います。
その場合は自己責任でメンテナンスを行いましょう。
もっとも簡単な方法は
- 水気をしっかり切った濡れタオルでカビを優しく拭き取る。
(ゴシゴシ拭くのは厳禁です、抑えるようにして拭き取りましょう。) - 天日干しをしてカビを殺菌する
- 鞄専用の保湿クリームを鞄全体に満遍なく塗る。
(鞄の革に有った物を使用するようにしてください。保湿クリームの説明書はしっかり読むようにしましょう) - 乾拭きする
②については日焼けを恐れる場合は、日陰などでしっかりと隠す様にすると良いです。
まとめ
鞄に白い粉の様な汚れを発見すると焦りますが、カビでは無くスピューである可能性もあります。それを頭に入れておきつつも、カビの予防を徹底するべきです。
カビを取り除くことは出来ますが、カビは未然に防ぐのが一番です。是非とも大切にしまいましょう。
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